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　海老蔵ルック！？　阪神・狩野が２１日、右目をガーゼで覆いながら鳴尾浜で練習を行った。ガーゼの下で目が少し赤くなり、まるで暴力事件に巻き込まれた歌舞伎俳優、市川海老蔵のようだったが、実際には「結膜炎なんです。周りの人にうつしてもいけないので」。来季外野手兼捕手として再スタートを切る男が、捕手らしい細やかな気配りを見せた。

　捕手・狩野を後押し－

。阪神・藤川球児投手（３０）が１８日、狩野恵輔外野手（２８）に向けて、エールを送った。首脳陣を説き伏せて来季は外野手兼捕手として戦う男気を受けて「狩野は捕手に向いている。性格が捕手だからもったいない」とバックアップの姿勢を見せた。
　　これまでの努力と苦悩を見てきたから言えた。虎の絶対守護神・藤川が、声を大にして狩野に伝えた。『キャッチャーで頑張れ！』－。来季は外野手兼捕手として“イバラの道”を進む元正捕手へ、エールだ。

　「それぞれの生き方があるし、狩野は捕手に向いている。性格が捕手だからもったいない。捕手に戻るように自分でやるべきとも言ったことがある」

　素直な気持ちを言葉に込めた。右ひじを手術した矢野が出遅れた２００９年。穴を埋めたのは、１２７試合に出場した狩野だ。当然、守護神とも１年間、一緒に戦った。

　その性格や実力は、熟知している。そして、城島が加入した影響で、今季途中から外野に転向した苦悩も知っている。木戸ヘッドに直訴した“男気”も…。だからこそ、捕手・狩野を応援するつもりだ。

　「外野手なのに投手とばかりご飯に行っていたからね。その方が情が出るし、お互いバッテリーを組むなら大切なこと」

　今でも投手とのコミュニケーションを大切にする姿勢を知っている。その球児の思いは、しっかりと届いている。

　狩野は１２月上旬に来季の捕手兼任を正式に認めてもらった。左ひざを手術した城島が開幕からのフル参戦を狙う中で、楽天からＦＡで藤井を獲得。来季、捕手として出場するのは簡単ではないことを理解した上で、険しい道を進む。

　「（私見は）捕手がいいけど、自分（狩野）が決めること。野球人生の長さにも関わってくること。頑張るなら、腰を早く治さないといけないね」

　捕手・狩野の強さと頼もしさは、誰よりも知っている。背番号「２２」から「９９」へ、愛にあふれたメッセージだ。


サンスポ狩野ニュース

狩野選手は大変だけど、頑張ってほしい。浅井外野手を捕手からコンバートさせたの矢野さんでなく狩野である。城島選手を超えることはは無理でも藤井選手よりは上を目指して「第二捕手」のポジションはとってほしい。